【映画】『僕のワンダフル・ライフ』レビュー

感性を高める時間

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映画のプロフィール

2017年公開 アメリカ映画

監督:ラッセ・ハルストレム

脚本:W・ブルース・キャメロン(原作者)、キャスリン・ミション、オードリー・ウェルズ、マヤ・フォーブス、ウォーリー・ウォロダースキー

監督のラッセ・ハルストレム氏は『HACHI 約束の犬』でも監督を務めています

メインキャスト

役名…俳優(吹き替え声優)

ベイリー/エリー/ティノ/バディ…ジョシュ・ギャッド(※声優)(高木渉)

主人公の犬。大好きなイーサンともう一度会うために転生する。

イーサン(おとな)…デニス・クエイド(大塚明夫)

ベイリーの飼い主。子供~大学生になるまでの期間をベイリーと過ごした。

ハンナ(おとな)…ペギー・リプトン(松岡洋子)

ハイスクール時代のイーサンの恋人。ベイリーとも仲良し。

カルロス…ジョン・オーティス(落合弘治)

警察官。警察犬として生まれ変わったベイリー(エリー)のパートナー。

マヤ…カービー・ハウエル=バプティスト(小島幸子)

女子大学生。コーギーに生まれ変わったベイリー(ティノ)の飼い主。食べることが好き。

あらすじ

自分はなんのために生まれたのだろう。その理由を知りたいと願うベイリーが出会ったのはイーサンという優しい少年だった。ベイリーは、自分はイーサンと生きるために生まれたのだと確信する。

しかし他人の悪意によって苦しんだイーサンは恋人と別れ、ベイリーとも離れてしまう。やがてベイリーは命を終えて別の犬に生まれかわるが、イーサンにもう一度会いたいという一心で命の旅を繰り返す。

感想

私がこの映画を初めて観たのは2019年に放送された金曜ロードショーです。次作映画『僕のワンダフル・ジャーニー』の公開記念に合わせて放送されました。

当時の私はまだ離婚していなくて、育児と家事とストレスにより感受性を失っていた時期です。しかもコロナによって友人にも会えず、外出もできず、心が腐りかけていました(笑)

そんなとき、この映画を観て、私は涙が止まらなくなりました。美しい田舎の風景、青春の甘酸っぱさ、自分を愛してくれる家族の存在…。別れの場面も泣きましたが、私はベイリーが引き寄せた多くの幸せに感動したのを覚えています。

ここだけ聞くと、泣けるばかりの映画に思われるかもしれませんが、コメディも多め。と言いますのも、ベイリーはかなりのお馬鹿さん。ヤンチャでいたずらっ子なんです。

また、ベイリーの吹き替え声優は、名探偵コナンの小嶋元太役でお馴染みの高木渉さん。ちょっとお間抜けな犬にピッタリな、元気な声に大人も楽しい気持ちになるでしょう。

そして今回6年ぶりにこの映画を観ましたが、やっぱり号泣しました。ストーリーの内容も流れも全部覚えていたのに、それでも泣いちゃいました。本当に風景が美しい。命のきらめきが愛おしい。

作中はずっとハッピーってわけじゃありません。喜び以上の不幸と孤独がイーサンを襲います。それをハッピーエンドに変えるのがベイリーなんです。なにがあってもイーサンを愛してくれるベイリーという存在が、イーサンを孤独から救ってくれました。

私は現段階で犬を飼う予定はありません。けれど私自身が、子供たちにとってのベイリーになりたいと思いました。ずっと味方で、ただ真っすぐに愛情を向ける存在。私が捧げた愛情に対して子供たちが笑顔で返してくれたなら、それだけで幸せです。

幸せと寂しさで胸がいっぱいになる、素敵な作品です。まだ観たことない人は是非ご覧ください。また、私のように初見から数年経過している人の視聴もオススメです。最近泣ける映画を観ていないという方も是非。

いっぱい泣くことは、心のデトックスにもなりますよ♪

※画像はイメージです。

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続編

『僕のワンダフル・ライフ』の続編『僕のワンダフル・ジャーニー』も号泣必至。ハンカチのご用意を忘れずに。

私の感想は↓こちら。

【映画】『僕のワンダフル・ジャーニー』感想
Q.やっぱり今回も犬が死ぬんですか?A.めっちゃ死ぬこの記事には広告リンクが含まれます感想私の中のビーバーが激高している。涙腺というダムを、何度もこの映画によって決壊させられているからだ。『僕のワンダフルライフ』と『僕のワンダフルジャーニー...

原作

原作は2010年に発行されたW・ブルース・キャメロン著『A Dog’s Purpose』。

青木多香子訳の日本語版『野良犬トビーの愛すべき転生』は2012年に発行されている。

映画を観た後に原作を読むと、新しい発見があったり、深い理解にもつながるよ。


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