
監督のラッセ・ハルストレム氏は『HACHI 約束の犬』でも監督を務めています
メインキャスト
役名…俳優(吹き替え声優)
◆ベイリー/エリー/ティノ/バディ…ジョシュ・ギャッド(※声優)(高木渉)
主人公の犬。大好きなイーサンともう一度会うために転生する。
◆イーサン(おとな)…デニス・クエイド(大塚明夫)
ベイリーの飼い主。子供~大学生になるまでの期間をベイリーと過ごした。
◆ハンナ(おとな)…ペギー・リプトン(松岡洋子)
ハイスクール時代のイーサンの恋人。ベイリーとも仲良し。
◆カルロス…ジョン・オーティス(落合弘治)
警察官。警察犬として生まれ変わったベイリー(エリー)のパートナー。
◆マヤ…カービー・ハウエル=バプティスト(小島幸子)
女子大学生。コーギーに生まれ変わったベイリー(ティノ)の飼い主。食べることが好き。
あらすじ
自分はなんのために生まれたのだろう。その理由を知りたいと願うベイリーが出会ったのはイーサンという優しい少年だった。ベイリーは、自分はイーサンと生きるために生まれたのだと確信する。
しかし他人の悪意によって苦しんだイーサンは恋人と別れ、ベイリーとも離れてしまう。やがてベイリーは命を終えて別の犬に生まれかわるが、イーサンにもう一度会いたいという一心で命の旅を繰り返す。
感想
私がこの映画を初めて観たのは2019年に放送された金曜ロードショーです。次作映画『僕のワンダフル・ジャーニー』の公開記念に合わせて放送されました。
当時の私はまだ離婚していなくて、育児と家事とストレスにより感受性を失っていた時期です。しかもコロナによって友人にも会えず、外出もできず、心が腐りかけていました(笑)
そんなとき、この映画を観て、私は涙が止まらなくなりました。美しい田舎の風景、青春の甘酸っぱさ、自分を愛してくれる家族の存在…。別れの場面も泣きましたが、私はベイリーが引き寄せた多くの幸せに感動したのを覚えています。
ここだけ聞くと、泣けるばかりの映画に思われるかもしれませんが、コメディも多め。と言いますのも、ベイリーはかなりのお馬鹿さん。ヤンチャでいたずらっ子なんです。
また、ベイリーの吹き替え声優は、名探偵コナンの小嶋元太役でお馴染みの高木渉さん。ちょっとお間抜けな犬にピッタリな、元気な声に大人も楽しい気持ちになるでしょう。
そして今回6年ぶりにこの映画を観ましたが、やっぱり号泣しました。ストーリーの内容も流れも全部覚えていたのに、それでも泣いちゃいました。本当に風景が美しい。命のきらめきが愛おしい。
作中はずっとハッピーってわけじゃありません。喜び以上の不幸と孤独がイーサンを襲います。それをハッピーエンドに変えるのがベイリーなんです。なにがあってもイーサンを愛してくれるベイリーという存在が、イーサンを孤独から救ってくれました。
私は現段階で犬を飼う予定はありません。けれど私自身が、子供たちにとってのベイリーになりたいと思いました。ずっと味方で、ただ真っすぐに愛情を向ける存在。私が捧げた愛情に対して子供たちが笑顔で返してくれたなら、それだけで幸せです。
幸せと寂しさで胸がいっぱいになる、素敵な作品です。まだ観たことない人は是非ご覧ください。また、私のように初見から数年経過している人の視聴もオススメです。最近泣ける映画を観ていないという方も是非。

いっぱい泣くことは、心のデトックスにもなりますよ♪

※画像はイメージです。
DVD情報
【Blu-ray】
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続編
『僕のワンダフル・ライフ』の続編『僕のワンダフル・ジャーニー』も号泣必至。ハンカチのご用意を忘れずに。
私の感想は↓こちら。

原作
原作は2010年に発行されたW・ブルース・キャメロン著『A Dog’s Purpose』。
青木多香子訳の日本語版『野良犬トビーの愛すべき転生』は2012年に発行されている。
映画を観た後に原作を読むと、新しい発見があったり、深い理解にもつながるよ。

  
  
  
  

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