【映画】『僕のワンダフル・ジャーニー』感想

感性を高める時間

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『僕のワンダフル・ジャーニー』だけでも勿論楽しいのですが、是非前作の『僕のワンダフル・ライフ』を先に観ることをオススメします。ベイリーとイーサンの深い絆を知った上で見たほうが、何倍も感動しますので。

前作の感想はこちら

映画レビュー『僕のワンダフル・ライフ』

映画プロフィール

2019年公開映画(上映時間108分)

監督:ゲイル・マンキューソ

脚本:W・ブルース・キャメロン、キャサリン・ミション、マヤ・フォーブス、ウォレス・ウォロダースキー

原作:W・ブルース・キャメロン著『A Dog’s Journey』

脚本家は前作とほとんど変わらず。監督はシリーズものが得意な人らしいです

キャスト

役名:キャスト【吹き替え声優】

ベイリー/モリー/ビッグ・ドッグ/マックス:ジョシュ・ギャッド(声のみ)【高木渉】

本作の主人公の犬。イーサンに頼まれて、CJを守るために奮闘する。

CJ(大人):キャスリン・プレスコット【早見あかり】

本名はクラリティ・ジューン。ハンナの孫娘。シンガーになることを夢見る少女。

イーサン:デニス・クエイド【大塚明夫】

ベイリーの飼い主で親友。血の繋がりはなくとも、CJをとても大切に想っている。

ハンナ:マーグ・ヘルゲンバーガー【松岡洋子】

イーサンの妻。CJは亡くなった息子の一人娘。慈愛に満ちた女性。

グロリア:ベティ・ギルピン【朴璐美】

CJの母親。若くしてシングルマザーとなる。犬が嫌い。

トレント(大人):ヘンリー・ラウ【石川界人】

CJの幼馴染。中国系アメリカ人で、子供の頃からたくさん勉強している。とても温厚で優しい性格。

あらすじ

ベイリーたちが暮らす田舎の家に、新たにハンナの孫のCJと、その母親のグロリアが加わる。

グロリアは夫(ハンナの息子)を出産前に亡くし、イーサンたちの助けを借りていた。しかしグロリアは育児に無頓着で、CJを育てているのはイーサンとハンナだった。

仕事も子持ちという理由で断られ続け、イーサンに育児について叱られたグロリアは、嫌気がさしてCJを連れて田舎の家を出て行ってしまう。

イーサンとハンナがCJと離れてしまった悲しみに暮れる中、今度はベイリーが病気になってしまう。年を取ったベイリーに助かる道はなく、ベイリーはイーサンの腕の中で息を引き取った。

命を終えていくベイリーに、イーサンは「CJを守ってやってほしい」と頼む。イーサンはベイリーが転生する犬だと知っている。なにより、ベイリーが側にいると幸せになれることを知っていた。

そしてベイリーは、CJを守るために新しい犬生を歩み始める──。

感想

前作同様、眼球がパサパサになるほど泣かせていただきました。

実はこの映画、賛否両論あるんです。犬との別れのシーンが多いので、犬好きさんへのダメージが大きすぎたことが一因かもしれません。

しかし私にとっては、悲しみよりも感動のほうが大きかったです

誰かのために懸命に生きるベイリーの姿は、とても一途で愛おしい。家族の大切さや尊さを胸に刻み付けられ、涙が出ました。

そしてラストシーンで「ベイリーにとっての真の幸福」を叩きつけられ、その愛の深さに涙が止まりませんでした。

ベイリーが転生する度に現れた煌めきは、もう起こらないのでしょう。ベイリーの生きる理由は果たされ、旅を終えたのですから。小麦色の海で幸せそうに笑い合うふたりは、これ以上ないくらい幸せそうでした。

何度観ても、その度に泣いてしまいます。悲しくて、嬉しくて、幸せで。たとえ別れがつらいものだとしても、それは幸せに比例しているから。私はそう思いたいです。

※画像はイメージです。

DVD情報

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原作

原作は2012年発行、W・ブルース・キャメロン著の『A Dog’s Journey』。

2019年(映画公開と同じ年)に青木多香子訳により日本語版が出版されてるよ。

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