本のプロフィール
著者 ひろゆき(西村博之)・ひげおやじ
2024年6月28日発行
本の内容
「論破王」の異名を持つひろゆきさんと、「世界一忙しいニート」のひげおやじさんは20年来の仲。
本書は、そんな2人がYouTube内で開催した「天下一無職会」の会話を記録したものです。
天下一無職会というネーミングの通り、我こそは最強の無職なり!という人たちのエピソードが集まっています。
ちなみに誰が天下一(優勝者)かは決めなかったそうです。ひろゆき氏が始めに「無職に上も下もねえ!」って言ったかららしいですよ。さすが論破王(笑)
2人の仲の良さが伝わるやりとりが面白い本となっています。
本を読んだ感想
まず嬉しいのが、無職や生活保護受給者の肯定が前提となっていること。それだけでもう心強いですね。
税金未納問題や世間からのバッシングについても、ビシッと斬ってくれて気持ちよかったです。御二人のトークだけでも勇気をもらえる人は多いんじゃないかな。私も赤ベコのごとく頷きました。
たくさんのエピソードがありましたが、参加者は圧倒的に男の人が多かったです。たぶんそれは無職が男性に偏ってるんじゃなくて、ひろゆきさんとひげおやじさんのリスナーに女性が少なかっただけだと思います。
無職になった理由も、これからのビジョンも千差万別。いろんなタイプの方がいました。その中でも本当に強いのは、無職であることを開き直って謳歌してる人達ですね。

私も強者に分類されるかも?
中には開き直りすぎて苛立ってしまうエピーソードもありましたが、割愛させていただきますね(笑)
同じ無職としての意見
この本を読んで強く感じたのは、謙虚さを失ったタイプの無職は美しくないということ。かといって、無職になったことを恥じてウジウジする人も勿体ないと思いました。一番輝いていると思ったのは、社会復帰に向けて前へ進もうとする人でした。成長しようと頑張る人は、やはり眩しいです。
とはいえ無職の人でも、身の丈に合った生活ができているなら堂々と人生を楽しむべきだと思います。慎ましい生活の中で楽しさを見つけられたなら最強ですよ。
しかし、それすらできないほどお金が足りないなら生活保護に頼ったほうがいいです。特に、必死で働いてもお給料が生活保護受給額以下なら仕事を辞めたほうがいい。もしくは転職するのがおすすめ。
もし生活保護を受給するのが心苦しいなら、ボランティアに力を入れたらいいと思います。私も地域のボランティアやPTAのお手伝いに積極的に参加してますよ。
著者の御二人は、人生を謳歌している無職さんのエピーソードが登場する度に大喜びしていました。逆に偉そうに見下しているタイプの文章には白ける場面も。どうやら、卑屈になりすぎるのも偉そうにするのも可愛げがないようです。
だから私も「なんかこの人イヤだな」とか「この人は楽しそうだな」と、抱いた感想を参考にして、人に嫌われない無職を目指したいです。
最後に
無職になることに対して不安な人は、ぜひ一度読んでみてほしい本です。歴戦の無職たちから、きっと勇気がもらえるはず♪
ちなみに私が一番参考になったと感じたのは、無職の理由を聞かれた時に「働く必要がないから」と答えるアイディアです。なんか優雅でかっこいいと思いました。真似します。
それと、巻末には生活保護の申し込み方法や、申請時に予想される質問に対する答え方の例まであります。至れり尽くせりですね。


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