「失敗すると、すぐに“やっぱり私なんて…”と思ってしまう」
そんなふうに自分を責めてしまうこと、ありませんか?
かつての私は、まさにそのタイプでした。他人と比べて落ち込み、褒められても「たまたま」と思ってしまう。でも今は、“自分をちゃんと好きでいられる”ようになったんです。
今回は、元ネガティブ人間だった私が実際に効果を感じた、自己肯定感を上げる具体的な方法を紹介します。
自己肯定感とは?
自己肯定感とは、文字どおり「自分を肯定する感情」。
高い人は、失敗や挫折を“自分の成長の一部”として受け止められます。その結果、自信が育ち、夢や目標に向かって進むエネルギーになります。
一方で、自己肯定感が低いと「何をやってもダメだ」と思い込み、挑戦する力そのものが削がれてしまいます。
日本人は「謙虚であること」を大切にする文化ですが、それと“自分を下げること”は別物です。
私自身、昔は他人を立てるために自分を下げ続け、気づけば心がすり減っていました。

自己肯定感を上げるたった一つのコツ
私が試して本当に変わったのは、「見えない人に親切にする」という習慣です。
ポイントは、「相手が誰か分からない」こと。
知っている人に優しくすると、どうしても見返りを意識してしまいます。
「お礼くらい言ってよ」とか「感謝されなかった…」なんて思った経験、ありませんか?
でも、相手が見えなければ見返りも期待できません。だからこそ、純粋に“良いことをした自分”を肯定できるんです。
たとえば──
・誰かが返し忘れた買い物カゴを戻しておく
・落とし物を見つけたらサービスカウンターに届ける
・踏んだら危ない石やガラス片を道の端に寄せておく
こんな小さなことで十分です。
「ま、これくらいならやってやるか」ぐらいの気軽さでOK。それでも心の中に、じんわりと“私はちゃんと良い人かも”という感覚が残ります。
ちょっとハードルは高くなりますが、献血もオススメです。献血の魅力について書いた記事があるので、読んでいただけると嬉しいです。

逆におすすめしない親切
一見すぐにできる“善意”に募金がありますが、自己肯定感を上げる目的ではあまりおすすめしません。
理由は、「他人の善意が見えてしまうから」。
たとえば、募金箱に100円を入れる前は「私っていい人」と思えたのに、中に千円札を見つけると途端に気持ちが沈む…。
私自身、この“比較で下がる感情”を経験したことがあります。
もちろん募金は尊い行為です。ただ、自己肯定感を上げるためではなく、純粋な善意として行う方が、心の安定につながります。
ちなみに私は、メルカリの売上の一部を寄付できる仕組みを利用しています。不用品を売って、売上の5%を寄付する…そんな“気負わないやり方”もおすすめです。
また少しハードルは上がりますが、献血もとても良い親切です。年に2回、誰かの命に貢献できる感覚は、静かな誇りになります。
まとめ:小さな親切が心の栄養になる
自己肯定感は、心の筋トレのようなもの。
一気に鍛えることはできませんが、“誰にも気づかれない親切”を積み重ねることで、少しずつ強くなります。
小さな親切には、お金も時間もほとんどかかりません。それなのに、「自分は悪くない」「自分って意外といいやつ」と思える瞬間をくれるんです。
そして嬉しいのは、その効果が一瞬では終わらないこと。親切をした後、数日間はずっと心が軽くなるはずです。
今日の帰り道、ひとつだけ“誰にも気づかれない親切”を探してみませんか?
その小さな行動が、あなたの自己肯定感を確実に育てていきます。




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