書籍『続けられる人になるための37のやめる』レビュー

感性を高める時間

「三日坊主で終わっちゃう」「頑張りたいのに続かない」

そんな自分にうんざりしていませんか?

私もまさにそうでした。

SNSで目標を宣言してプレッシャーをかけたり、「今日はご褒美デー!」と甘やかしてみたり……。それでも結局続かない。自己嫌悪のループ。

そんな時に出会ったのが、三浦孝偉さんの『続けられる人になるための37のやめる』です。

「続けるために“やめる”?」

最初は矛盾しているように思いましたが、読んでみて納得。

この本は“根性論”に疲れた人にこそ読んでほしい一冊でした。

書籍プロフィール

タイトル:『続けられる人になるための37のやめる 脱・三日坊主で弱者でも勝てる』

著者:三浦孝偉

発行日:2023年2月21日

こんな人におすすめ

・副業を始めたばかりで、続けられるか不安な人。

・勉強・資格取得など、長期的な努力を続けたい人。

・ダイエットや筋トレが三日坊主になりがちな人。

・毎日忙しくてモチベーションを保てない人。

・一緒に始めた仲間が先に進んで焦っている人。

本の内容:「やめる」ことで、継続がうまくいく

多くの人が「やる気」や「モチベーション」を維持しようとしますが、継続に必要なのは“頑張ること”ではなく“やめること”。

無理をやめる。焦りをやめる。完璧をやめる。

この本では、「やめる」という切り口から、継続するための37の行動や思考を具体的に紹介しています。

ストイックにならなくても、完璧主義でなくても“続けられる自分”になれる考え方が詰まっています。

私が実践した「やめる」3選

[1]SNSでの宣言をやめる

「宣言したのにできなかったら恥ずかしい」というプレッシャー。

これ、意外と自分を苦しめているんですよね。

私の場合、宣言するより、自分の中で静かに積み上げる方が続くみたいです。他人に見せるための努力って長く続きませんよね。

“人に見せる努力”より“自分のための継続”を大切にしたいと思いました。

[2]既存のリフレッシュをやめる

「疲れたからリフレッシュしよう」と全く関係ないことをしても、頭が切り替わらず逆効果なことがあります。

この本では「同じジャンルの別の方法でリフレッシュする」ことを推奨されていました。

“ 勉強のストレスは勉強でしか払拭できない”(ドラゴン桜より引用)

この台詞、深く刺さりました。

たとえば「読書が続かない」ときは、オーディオブックで聴く、漫画で読むなど“形を変える”だけで気分転換になります。

手段は変えてもジャンルは変えない。私にとって目から鱗の継続術でした。

[3]ペナルティをやめる

「できなかったら罰金1,000円」「スクワット50回」

こんなルール、続かないですよね。

著者は「ペナルティはすでに十分受けている」と語ります。

本当にそう。できなかった時点で落ち込んでるのに、さらに追い打ちは必要ありません。

代わりにおすすめしたいのは、「できたらご褒美」。

小さな成功を積み重ねる方が、ずっと気持ちが前向きになります。

まとめ:“やめる勇気”が、続ける力をくれる

本を読み終えたあと、「ああ、私は頑張り方を間違えてたんだ」と気づきました。

著者と同じように私も打たれ弱くて、面倒くさがりで、飽きっぽい。

でもそれでも、続けることはできる。この本は、そんな“弱い自分でもできる方法”が詰まっています。

紹介した3つはほんの一部。全37個の「やめる」が、あなたの中の“続けられない癖”をやさしく変えてくれます。

あなたの中の“頑張りすぎ”を、そっと手放してみませんか?

きっと、明日から少しだけ“続けられる自分”になれます。

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