伊藤亜紗さんの『感性でよむ西洋美術』を拝読しました~

ルネサンスからキュビズムまでの特徴や背景が説明されてるよ。それぞれの筆頭画家や代表作も写真で載っていて、芸術の入門書みたいな本!
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本書の楽しみ方
本書の読み方は少し変わっていると思う。解説から読むのではなく、まず一通り絵画のページを見てからの解説している。普通、文章の間に絵を挟んでたりするよね?
でもそのおかげで、自分が最初に抱いた印象が先入観に染まらないまま解説に進めた。(解説を読みながら写真のページに戻るときは少し手間だったけどね)
一般の大学生たちの意見や感想もあるのも楽しい。「なるほど、そういう見方もあるのか〜」一緒に美術館を回っているような気持ちになれた。一緒に講義を受けている気持ちになったよ。

読んでみた感想
これまでバラバラに感じていた画風が一本の線になって繋がった気がする。
他の時代の似たような構図の絵画と比較することで、共通点や違いを見つけられた。
書籍というには少し薄い冊子のような本だった。裏表紙に「2時間で読める教養の入り口」とあるけど、遅読の私でも4時間ほどで読めたよ。
ライトな文章で、西洋美術の入り口としてはとても良い本。
この本を読み終えた私の芸術知識は3くらいにはなってるはず。(読む前の私の芸術知識を1として)
この芸術知識3がどれくらいのレベルかと言うと、美術館に入ることが怖くなくなった。みぞおちくらいにあったハードルが、グッと膝下まで下がってくれた感じ。
ちなみに私は今のところバロックが好きかな。光と影のコントラストとか雰囲気がカッコいいな~って思ってる。

西洋美術に興味はあるけど、まずはざっくり簡単に学びたい。絵画展に行ってみたいけど、まったく無知のまま行くと楽しめない気がする。そんな人におすすめの本だよ



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